チョコレートと、ゲラントの塩の組み合わせは、さながら「ショコラ サレ」を想起させます。
ココアが香るショコラクッキー
ソルティショコラは、1袋8枚入りの個包装パック。
クッキー1枚は、約8g、直系は約4.5cm。
甘さは控えめで、ビターココアの上品な香りが前に出ていて好み!
シナモン、アニスのスパイスも、ほんのり鼻腔をくすぐる。
ソルティ特有の、砂の塊がサラサラと細かく崩れるような食感が楽しくて、クセになります。
ゲランドの塩が味の決め手
ソルティシリーズ各種には、フランス・ブルターニュ産のゲランドの塩が使用されています。
・今回頂いた「ソルティショコラ」は、ゲランドの塩7%
・レギュラー商品「ソルティバター」は、ゲランドの塩14%
上記のように、各フレーバーによって、ゲランドの塩の割合を調整して、素材の風味を最大限に引き出しています。
また、口に入れる時に、塩の付いた表面を上にするか下にするかで、味の感じ方も微妙に変わります。
クッキー作りのコツはサブラージュ
ところで、クッキーといえば、サクサク、ホロホロ、ザクザクなど「食感」が美味しさを決める重大要素です。
この特徴的な食感を出すために、小麦粉とバターをすり合わせるように混ぜて、サラサラの状態にする「サブラージュ(砂状にする)」という手法が用いられます。
クッキーの食感や仕上がりを左右するサブラージュのポイントやコツを、下記に紹介していきます。
素材を混ぜる順番
サブラージュは、基本的に生地作りの最初の工程で行います。
最初に小麦粉とバターを合わせることで、小麦粉の粒子に油脂の膜がコーティングされて、後から加える水分との結合が抑えられ、グルテンのつながりが弱くなり、サラサラと砂のようにもろい食感のクッキー生地が作れます。
素材の混ぜ方
小麦粉とバターをすり混ぜる時は、強い力で練ったり捏ねないようにします。
クッキー生地は、グルテンのつながりは必要最小限に抑えて、ボロボロとしたそぼろ状の生地をまとめるイメージで仕上げます。
素材の温度管理
バターの温度が高く柔らかくなっていると、サブラージュをしてもサラサラの状態になりません。
作業場の室温なども加味し、あらかじめバター、小麦粉、ボウルを冷やすなど、バターの可塑性やショートニング性が発揮される温度帯(目安は13〜18℃)を維持して作業します。
また、手を使ってサブラージュを行うときは、手の体温でもバターの温度が上がるので手早い作業を心がけます。
サブラージュの応用
サブラージュの手法には、お菓子作りの基礎となるエッセンスが散りばめられていて、クッキー生地だけでなく、パイ生地やクロワッサン生地などにも応用されています。
素材を合わせる順番、混ぜ方、温度管理などで、食感や仕上がりが大きく変化するのが、お菓子作りの楽しさであり、難しさでもあります。
ソルティショコラ 値段 129円
[2025年2月]スーパーで税込価格129円で購入
ソルティショコラ 1枚当たり44カロリー
熱量44キロカロリー、たんぱく質0.6g、脂質2.7g、炭水化物4.5g、食塩相当0.07g。表示値は、目安。
ソルティショコラ 原材料
小麦粉(国内製造)、ショートニング、砂糖、マーガリン、油脂加工品、食塩(ゲランドの塩17%)、抹茶(石臼挽き宇治抹茶50%)、加糖れん乳、脱脂粉乳/香料、クチナシ色素、乳化剤、カロチノイド色素、(一部に乳成分・小麦・大豆を含む)