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ヤマザキ製パンとローソンストア100が共同開発した「湯捏仕込みの食パン」をいただきました。
ちなみに、読み方は「湯捏仕込み(ゆごねじこみ)」と読みます。
湯捏仕込みの食パンを食べた感想
開封直後のしっとりとした食感は、この価格帯の食パンとしては十分満足できるレベルだと思います。
クセのない中庸な味わいで、甘いジャム〜酸味のあるトマトソースなど、何にでも合わせやすく日常使いしやすいです。
また、角型(4枚切・5枚切・6枚切・8枚切)、山型(5枚切)の全5種類がラインナップされているのも嬉しいポイント。
厚切りトーストからサンドイッチまで、用途によって選べる使い勝手のいい食パンです。
湯捏(ゆごね)・湯種(ゆだね)パンの特徴
湯捏仕込みの食パンは、日本人が好む、もっちりしっとりとした食感を生む出す「湯捏(ゆごね)製法」で作られています。
湯捏製法は、小麦粉を熱湯(粉に対して同量か2倍の水分が一般的)で捏ねて、小麦の甘みや旨味を引き出し、もっちりしっとり食感を生み出す製法で、「湯種(ゆだね)製法」と呼ばれることもあります。
パン作りで使われる湯捏ね(湯種)生地の配合量は、小麦粉全体に対して10〜30%が一般的です。配合量が多過ぎても、パンの膨らみが悪くなるので、各メーカーごとに配合量を調整した商品開発が行われています。
今回紹介した「湯捏仕込みの食パン」も、2024年に湯捏ね生地の配合量を増やし、もっちりしっとり食感をアップさせています。
また、湯捏ね(湯種)生地を配合した代表的なパンには、ヤマザキの「超芳醇」や、パスコの「超熟」などがあります。
湯種と湯ゲルの違いや特徴
近年は、より甘味やもっちり感、しっとりとした口溶けを追求した進化系湯捏ね(湯種)も注目されていて、一例を以下に紹介します。
- 米粉を熱湯で捏ねた湯種
- 小麦粉を沸騰させた牛乳で捏ねた湯種
- 湯捏ね(湯種)の一種である湯ゲル
湯捏ね(湯種)の一種である「湯ゲル」は、小麦粉を熱湯ではなく65℃までのお湯で炊くことで、デンプンを糖化する酵素の失活を抑えられるので、小麦由来の甘味や旨味をより引き出す効果が期待できます。
粉に対して約5倍量の水分で炊く湯ゲルの質感は、ねっとりなめらかで、高加水のパンや、日本人が好むしっとりもっちり食感の食パン・コッペパン・ベーグルなどのパン作りに使われています。
湯捏仕込みの食パン 119円
[2025年3月]ローソンストア100で税込価格119円で購入
湯捏仕込みの食パン 8枚切り1枚あたり 118カロリー
熱量118キロカロリー、たんぱく質4.3g、脂質1.5g、炭水化物21.8g、食塩相当0.6g。(表示値は目安)
湯捏仕込みの食パン原材料
小麦粉(国内製造)、糖類、マーガリン、パン酵母、食塩、発酵種、脱脂粉乳、植物油脂、醸造酢/乳化剤、酢酸Na、イーストフード、V.C、(一部に小麦・乳成分・大豆を含む)