ワンローフのこねない山食パンを作りました。
食パンの形は、大きく分けると「山食」と「角食」の2種類。
使う型や成形の違いによって、最終的な形が決まります。
好きな食パンの形は、見た目や食感によって人それぞれ。
みなさんは、どんな形の食パンが好きですか?
私は、今回作った「ワンローフの山食パン」の形が好きです。
色と形が、どこか柴犬に似ているところも、お気に入りw
業務スーパー強力粉の製造者や原産地
今回、こねない食パン作りに使用したのは、業務スーパーさんの強力粉。
この強力粉の製造者は、日本製粉(NIPPN)さんです。
何度かパンを作った感想としては、同じく日本製粉のスタンダードな強力粉「イーグル」と比較しても、製パン性や風味に品質の差は、ほとんど感じませんでした。
原産地も「イーグル」と同じで、主にカナダ、アメリカ産の小麦が使用されています。
コストパフォーマンスに優れ、バターなどの副材料とも合わせやすい業務スーパーの強力粉は、色々なパン作りに使える万能型の小麦粉といえるでしょう。
こねないパン作りのポイント
こねないパン作りで、できるだけボリュームを出した食パンを作るためには、生地を長めに引っ張って折りたたむパンチを入れることがポイントになります。
引っ張る距離を長くすることは、グルテンのつながりを強化するのに効果的です。
パン作りのパンチには、生地に刺激を与え、グルテンを強化したり、余分なガスを抜いて気泡を均一に整えたり、発酵を促進する効果があります。
こねないパン作りは、パンチと時間でグルテンをつなげていくのが基本です。
材料を混ぜてから、30分おきに2〜3回を目安に、生地を長く引っ張って折りたたむパンチを入れると、ボソボソと切れてつながりのない生地が、弾力のあるなめらかな生地に変化していきます。
生地を引っ張るときは、指先を水で濡らしておくと生地が指にくっつきませんよ。
手を使わずに「カード」を使って生地を引っ張ってもよいです。指と同じで、カードを水に濡らしておくと、生地がくっつきにくくなります。
こねないパンは、ボウルやタッパーで生地が作れます。
手捏ねには、ペストリーボードやこね台を使います。
機械捏ねには、ミキサー、ホームベーカリー、ニーダーが必要です。
専門的な道具がなくても作れる「こねないパン」は、家庭でのパン作りに向いている製法です。
ぜひ、トライしてみてください。
成形したこねない食パン生地
1次発酵後の生地を撮るつもりが、すっかり忘れてました。。。
気を取り直して、生地をワンローフに成形。
手で感じた生地の状態によって、生地の張らせ具合を調整します。
成形が上手くなるコツは、数をこなすこと。
数をこなせば、意識しなくても、手が自然に反応するようになります。
今回は、パウンドケーキにも使えるミニサイズの食パン型を使いました。
型に油脂は塗らずに、クッキングシートを敷いて焼いてみました。
型の8割ぐらいまで、生地が膨らんできたら最終発酵終了。
予熱しておいた、オーブンで焼成します。
ワンローフ山食パンの断面
焼き上がった食パンは、粗熱がとれてからスライス。
クラムも適度に、キメの細かい仕上がりになりました。
成形時に、めん棒を使って余分な気泡を抜くことで、キメ細かい内層の食パンに仕上がりますよ。
山食なので、もう少しボリュームが出て、ふんわり感があればよかったのですが。。。
ボリュームを最優先に求めるパンであれば、しっかりこねる作り方のほうが適しているので、ミキサーやホームベカリーを使うのがおすすめです。
食べきれない分は、1食分にスライスしてラップに包み、冷凍保存しました。
後日、トーストにして楽しみます!
最後まで、お付き合い頂きありがとうございました。